結婚披露宴の席次表は、招待客に席を案内する以外に他の招待客を紹介するためのものでもあります。
一昔前までは席次表は式場に頼んで作ってもらうのが一般的でしたが、
最近では自由に作れるのが魅力な手作り席次表が人気ですね。
そこで今回は、席次表を手作りする場合に注意いしたい配席図や肩書の書き方から、実際の作り方までを詳しく解説していきたいと思います。
結婚披露宴の席次表の書き方やマナーに関する注意点
席次表はインターネット上から無料テンプレートをダウンロードすることもできますので、決して1から作成する必要はありません。
ただし、席次表の記載について
ゲストの配席図・ゲストの肩書
には十分に注意する必要があります。
配席については通例のマナーがあり、テーブルの形によっても異なります。
また、席次表に記載する肩書にも慎重に気を配りたいところ。
ポイントをまとめましたので、それぞれ見ていきましょう。
配席に関する決まり事
配席は新郎新婦に近い側に主賓や上司の席とし、最も遠い側に親族の席を配置するのが大原則。
また、それぞれのテーブルの形によって配席も考えなければなりません。
丸テーブル
【新郎新婦の席の前に4つの丸テーブル。その後ろに3つ丸テーブルがある場合】
●新郎新婦の前の丸テーブル二つには主賓、上司の席
●その両脇の丸テーブルには同僚、友人の席
●後ろの3つは真ん中が親戚の席、両脇が家族の席
長テーブル
【4列の長テーブルというスタイルの結婚披露宴の場合】
●真ん中2列は主賓、上司、同僚、友人の席
※新郎新婦の前から、主賓→上司→同僚→友人の順。
●外側2列は親族・家族の席
※新郎新婦の前から、親戚→家族の順。
丸テーブル、長テーブルいずれも新郎新婦に向かって右側が新婦側左側が新郎側となっています。
また、双方の両親はそれぞれ末席に配置するように気を付けましょう。
肩書の書き方について
友人や同僚は「新郎友人」「新郎同僚」などの肩書で問題ありません。
しかし、会社の同僚の場合は、すでにその会社を退職しているケースがありますので、
その際は「新郎元同僚」というように、「元」をつけて区別する必要があります。
この場合、最も気を付けたいのが上司であった人の書き方です。
招待した上司がすでに会社を退職している場合は、もちろん現職名を書きましょう。
退職後、仕事をなさっていない場合は「元上司」若しくは「元○○(職名)」と記載します。
ちなみに会社名は「株式会社」「有限会社」を略さずに書くのも気をつけておきたいポイントですね。
次に、親族関係についての肩書。
こちらで間違えやすいのはおじ・おばのの書き分けです。
自分の親の兄、姉のおじおばの場合は、伯父・伯母と書きます。
反対に、自分の親の弟、妹のおじおばの場合は、叔父・叔母と書きます。
また、兄弟姉妹両親については敬称をつけないのはお分かり頂けると思いますが、
結婚して苗字の変わった兄弟姉妹には敬称を付ける
これは意外と見落としてしまいがちな点なので、しっかり抑えておきましょう。
手作り席次表キットを使って簡単におしゃれな物が作成できる!
席次表を一から自分で作るのはとても大変ですが専用の手作りキットを使えば、席次表が簡単に自分好みに作れます。
そこで、以下にはパターンの違う席次表キットを3つ紹介していますので、是非ご参考ください。
白いリボンがアクセントの可愛く且つ上品な席次表です。
中紙は2種類そろえられていて使いやすいほうを選べます。
いずれもインクジェット対応。
●【Disneyzone】ディズニー席次表 プリム(10枚セット) 結婚式用手作りキット【ミッキー&ミニー】
ミッキーとミニーの可愛い席次表です。
テンプレート用のパスワードがついているので、テンプレートを使用して作ることができます。
ゴールドで絵が描かれたバージンロードを歩く二人の姿が素敵です。
●結婚式 席次表 和 手作りキット【吉祥】(席次表中紙 A4・A4ロング・B4・A3)
和モダンの紅白の席次表です。
表紙には小さな水引飾りがつけてあり、高級感ある仕上がりになっています。
また、表紙の吉祥文様がおめでたさを演出してくれます。
こだわり席次表の作り方
このように簡単な手作りキットも魅力ですが、どうせなら台紙から手作りしたいというこだわり派のあなた。
シンプルではありますが、仕上がりが綺麗な席次表の作り方がこちらの動画で紹介されています。
必要な物と作り方のポイントを以下にまとめましたので、合わせて参考にしてくださいね。
用意するもの
・台紙
・両面テープ(細いもの)
・飾りに使う紙
・細いリボン
作り方
台紙を2つ折りにして、表紙となるほうに飾り用の紙で飾りつけをします。
内側に印刷し二つ折りにした席次表を挟み、折り目のところにリボンを結びます。
糊だと用紙がだめになってしまったり、周りが汚れてしまうことがあるので、
必ず両面テープを使うのがポイントです。
リボンを結ぶときは表紙側にかかるようにして結ぶときれいです。
大体3分あれば1枚できますので、お2人で協力すれば2時間程度で80名分くらいは作成できます。
100均で揃えられる物を上手に利用したり、台紙に高級感をもたせたりと応用もいくらでも可能です。
ぜひ、オリジナリティあふれる、二人ならではの席次表を作ってゲストの方々を温かく迎えてくださいね。