結婚式の準備で式場が決まったら、まず最初にとりかからなければならないのは、招待状作りですよね。

式場に任せる事もできるけど、お金もかかるし招待状くらい自分で作ったほうが良いと思う方は多いです。

そうはいっても、いざ文章や宛名を書く際に色々とマナーが気になってしまって中々進まない・・・。

このように招待状一つとっても初めての事なので簡単ではありません。

そこで今回は、結婚式の招待状の作成や発送における知っておくべきマナーをご紹介いたします。

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招待状に関する基本的なマナーを知ろう

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結婚式の招待状は

挙式、披露宴の日取りから、逆算して2ヶ月前

には遅くとも発送出来るよう準備するのが基本です

招待状には本状、返信はがき、会場案内地図などを同封します。

また、最寄り駅からのアクセスや駐車場の有無についての詳しい案内も当然ながら必要となります。

文中で使用する語句や形式に関するマナー

招待状に記載するに当たって表記の仕方など、気をつけておくべきマナーが3つあります。

(1)「区切り」を意味する句読点は使わず、1文字分を空けて書く。

(2)すべて頭揃えやセンター揃えにすること。1文字下げての段落はつけない。

(3) “重ね重ね””返す”などの忌み言葉を避ける。

この他、「お忙しい中」という表現も、「忙」が「心を亡くす」と書くため、

平仮名にするか、もしくは「ご多用中」の表現に改める必要があることも注意しておきましょう。

招待状を入れる封筒の書き方のマナー

招待状だけでなく、それを入れる封筒にも気をつけるべき点が3つがあります。

(1)宛名は毛筆で書くこと(筆ペンでも可)

(2)切手は慶事用のものを使用すること

(3)夫婦や家族宛てに出す場合には、宛名は連名にすること。

あなたの気持ちがこもった招待状を送るなら、もちろん手書きが望ましいのは言うまでもありませんが、

字に自信がない場合には、パソコンの宛名印刷を利用しても全く問題ありません。

招待状を書くにあたって参考になる文例集

さて、基本的なマナーはお分かり頂けたところで、具体的にどんな内容を書いていけばよいか。

あなた方が招待状を送るタイミングで、すでに入籍しているか、それとも入籍前なのかなど、

状況や送る相手によっても内容を変える必要があります。

そこで、いくつか状況別にベースとなる文例をご紹介していきたいと思います。

招待状を送るタイミングが入籍前の場合

○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

このたび 私たちは 結婚式を挙げることになりました

つきましては 日頃お世話になっております皆様に

感謝の気持ちを込めて ささやかな小宴を催したく存じます

ご多用中誠に恐縮でございますが

ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます

招待状を送るタイミングが入籍後

○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

私たちは ○月○○日に入籍いたしました

つきましては ご報告とご挨拶をかねまして

ささやかながら 披露パーティーを催したいと存じます

おいそがしい中 まことに恐縮ではございますが

ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます

挙式のみ参列してもらう場合

○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

さて このたび 私たちは 結婚式を挙げることになりました

つきましては 日ごろのご厚誼を感謝するとともに

末永いおつきあいをお願いしたく 挙式にお立会い頂きたく存じます

ご多用中とは存じますが ご参列いただければ幸いです

なお 当日はご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます

差出人が両親の招待状の場合

○○の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます

さて このたび 

結婚 祝男 長男 幸男 

披露 鯛吉 長女 愛子 

の婚約が整いまして 結婚式をあげることになりました

つきましては ご披露かたがた 小宴を催したく存じます 

ご多用中誠に恐縮でございますが

ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます

招待状に付箋を同封する必要がある場合について

スピーチなどをご友人や上司にお願いする場合など、

本状とは別に「付箋」を招待状に同封します。

その代表的な種類と文例を以下でご紹介します。

挙式参列のお願い

挙式は当日の午後●時より行います 挙式にもご参列賜りたく 

恐縮ですが10分前にはお越しくださいますよう お願い申し上げます

写真撮影のお願い

当日は集合写真の撮影を●時に行います 

ご参列賜りたく 恐れ入りますが●時までに式場までお越しください

祝辞(スピーチ)のお願い 

当日○○さまには 披露宴でご祝辞をいただきたく存じます

恐れ入りますが なにとぞよろしくお願い申し上げます

乾杯の挨拶のお願い 

当日は○○さまには 披露宴で乾杯のご発声を賜りたく存じます  

恐れ入りますが なにとぞよろしくお願いいたします

このほか、友人に受付や余興のお願いをする際にも、同様に付箋を同封します。

招待状を送ってはじめて知ると戸惑う方もいらっしゃいますので、

できるだけ依頼者には事前に伝えて了承を得ておくほうが良いでしょう。

これらのメッセージは招待状の余白に手書きで書き添えても良いのですし、印刷された付箋や名刺サイズぐらいのカードを利用してもOK。

目上の方など失礼があってはならない場合には、自分の言葉よりも定型的な文章を利用するほうが無難です。


このように招待状の書き方一つとっても、はじめてのことで分からないことばかりだと思いますが、

ゲストの最初の印象を左右する部分でもあるので、ぜひとも失礼のないようしっかりと準備するようにしてくださいね。