「結婚式」と一言で言っても、
●会場
●招待する人数
●スタイル
によって、その形態はひとそれぞれになってきています。
ここでは、そんな結婚式にかかる平均的な費用と、費用を抑えて素敵な結婚式をするコツを紹介していきます。
人数によって費用に差はあるの?
結婚式に呼ぶ人数とそれぞれの特徴をおおまかに分けるとつぎのようになります。
少人数の結婚式(6~30名程度)
両親だけ、身内だけのこじんまりした会食スタイルや、ごく親しい友人だけを招待する場合。
会場はホテルや結婚式場の個室、レストランなど、意外に対応してくれるところが多いです。
費用もバラつきがあるのがこのタイプで、20万~100万円程度
となっています。
中規模の結婚式(40~80名程度)
人にもよりますが、学生時代の友人、仕事関係の人も呼ぶとこれぐらいになるようです。
平均的にはこの範囲におさまることが多く、
予算も200万~300万円
と一般的なイメージに近いのが特徴です。
大人数の結婚式(90~100名以上)
仕事関係で呼ばなければならない人が多い場合などは100名を超えてしまうことも。
予算は300万円程度
結婚式費用は、
会場使用料+司会や装花、衣装代など+(お料理×招待人数)
という仕組みになっているので、基本の部分は人数が変わってもそれほど大きくは変わりません。
つまり、人数が多いほうが一人当たりの費用は抑えられ、いただけるご祝儀の金額が増えるので、新郎新婦側の自己負担が少なくなるケースもあります。
最初の「見積書」に載ってないオプション費用に関する疑問
結婚式にかかる基本的な費用についてはイメージできたと思いますうが、
最初の見積には含まれていないオプション費用。
これが打ち合わせのたびに積み重なって気づけば予算を大幅にオーバーすることもしばしば・・・
最初の内からオプション費用もイメージしておくと心持ちが違いますので、考えられるオプション費用を見て行きましょう。
まず基本費用に含まれていないのが、DVD撮影です。
平均予算は10~15万円程度。
また、会場によってはスナップ撮影、スナップアルバムも別途になっている場合があります。
撮影データ・アルバム込みで15万円前後ですが、両親用などにミニアルバムを作る場合は一冊2~3万円アップします。
ペーパーアイテム関係では、含まれているのは招待状本体の費用のみなので、
郵送代92円+返信ハガキ代52円×招待人数分が別途かかります。
80名だとおよそ1万円程度の計算になりますね。
そして、意外に高いのが「筆耕代」です。
「筆耕」とは招待状の宛名書きのことで、
印刷の場合一通200円前後、手書きだと一通300円以上することもあります。
そもそもペーパーアイテム自体、自分たちで作るカップルが多いので見積書に載っていないことも多いのです。
また、最近人気のあるデザートビュッフェは、
1人1,500円~2,000円×招待人数(80名で12万円前後)の追加金
とお料理関係のグレードアップは人数によっては結構大きな金額になります。
費用を抑えながらも思い出に残る結婚式3選
このように基本費用+オプション費用をトータルして結婚式は考えていかなければなりませんが、
一生の思い出とはいえ、できることなら費用を抑えたいというのは正直なところですよね。
そこで、費用を抑えながらも、しっかり納得の行く結婚式のスタイルを3つご紹介します。
レストランウェディング
ホテル、ゲストハウスなどに比べて会場使用料が比較的低価格に設定されています。
基本的には貸切となるので、他のカップルを気にすることもなく、アットホームなおもてなしが可能です。
お料理の美味しさをゆっくり味わってもらいたいので、余興や特別な演出などはあまり必要ありません。
また、ドレスや引出物などの持込み料がかからないところも多いので、自分たちでリーズナブルに用意したもので節約することも可能です。
ナイトウェディング
その名のとおり、夕方から挙式、披露宴を行います。
ライトアップや夜景など、ロマンチックなロケーションを楽しんでもらえるだけでなく、
昼間のウェディングよりリーズナブルな価格が設定されていることが多いのが魅力です。
また、夏・冬などはオフシーズンなので相場が安めになっています。
これらと組み合わせて、夏の夕方からパーティーならトワイライトタイムも素敵ですし、昼間の暑さが落ち着いた時間帯ならゲストの負担も少ないですよね。
冬ならば、イルミネーションも楽しめる結婚式など一味違った演出もよいのではないでしょうか。
じっくり準備型ウェディング
結婚式で費用がかかる原因のひとつが、準備にかける時間がないことです。
当日までの準備の間に決めなければならないこと、やらなければならないことが大量にあり、
多くのカップルが自分たちで用意すれば価格が抑えられるものを式場にお願いしてしまうケースが多いのです。
その、代表的な例が先程も触れた招待状などペーパーアイテムです。
また、プロフィールビデオなども業者に頼むと非常に高額になります。
ウェディングドレスは持込料がかかるところもありますが、ドレスの小物ならかからない場合がほとんどです。
インターネットやウェディング小物の取り扱いのあるお店で探したり、
結婚式をした友人に譲ってもらうなどすれば時間と手間はかかりますが安価で手に入れることが出来ます。
アーティシャルフラワーという本物に近い造花を使ったブーケを手作りすれば、結婚式後の保存も出来ます。
もし、結婚式まで時間があるのであれば、余裕を持って少しづつコツコツと用意することで、
費用を抑えられるだけでなく、準備期間も結婚式の思い出としてしっかり残ります。
結婚式には様々なカタチがあることがお分かりいただけたのではないかと思います。
どんなスタイルが自分たちにあっているのかよく検討して、素敵な結婚式を迎えてくださいね。