結婚披露宴ではゲストの皆様に協力して貰うシーンがとても多いですよね。

上司や友人からのスピーチもその一つで、スピーチを頼まれた人は、あなた達2人の為に何日もかけて原稿を考え練習をして挑んでいます。

そもそもスピーチや人前で話す事に慣れている人は、そう多くありません。

例え慣れている人であっても結婚式には独特の雰囲気があって誰でも緊張するものです。

その緊張やプレッシャーにも付き合ってくれていると考えると、感謝の気持ちを伝えるのが礼儀ですよね。

とはいっても、スピーチのお礼は具体的にどのようにしたら失礼ないものなの?

そんなあなたのために、「スピーチのお礼」についてのマナーや相場を詳しくご紹介して参ります。

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結婚式のスピーチのお礼についての基本的なマナーと相場

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先程も少し触れたように、お2人の為に時間をさいて特別な事をしてくれたゲストに対しては「お礼」を必ず渡しましょう。

たとえどんなに気心の知れた友人であっても、しっかり感謝の気持ちを「形」として伝えるのがマナーです。

お礼の金額については立場や内容によって一概にいくらと決めきるのは難しいと思いますが、

スピーチの場合の目安は現金でだいたい1万円が相場になっています。

現金を渡したら失礼ではないかと疑問を持たれる方も多いようですが、

ギフト券や商品券よりは、むしろ現金でお礼するのが基本。

そこにプラスして小さなメッセージカードに一言添えると、「御礼」を渡すのが義務的にならず、感謝の気持ちがより一層伝わり、渡された側もスピーチしてよかったなと思ってくれます。

手書きのメッセージがあるかないかで、受け取る側の印象は大きく変わりますので、ぜひ、一言添えるようにしてくださいね。

お礼を渡す際のマナーについて

続いて、お礼を渡す際に包む封筒や渡すタイミングなどのマナーを見ていきましょう。

お礼の現金を包む封筒の種類

ご祝儀やその他のお礼、お車代等と同様に、「結び切りのご祝儀袋」を使用します。

何度も結べる蝶々結びのご祝儀袋はNGですので気をつけましょう。

また、必ず「結び切り」の水引は10本のものを選びましょう。

ご祝儀袋に記載する表書き

ご祝儀袋の表書きには、「御礼」または「寿」とお2人の名前(両家の名字)を書きます。

もちろんですが、お札は新札を用意してくださいね。

スピーチのお礼だけでなく、結婚式では何かと新札が必要となる場面が多いですので、早めの準備を心がけておく事が必要です。

お礼を渡すタイミング

スピーチのみならず、全てのお礼や御車代に共通して言える事が、

結婚式の参加者に「お金(お礼)を渡しているな」と思われない配慮が大切です。

スピーチをして貰ったお礼なので、本来であれば何ら後ろめたいことはないですが、

貰う方にしてみると祝いの席で公然と渡されるのは気まずいもの。

あなたが貰う側の立場だったらそうですよね?なので、基本的にはその人が1人の時に渡すのがマナーです。

とはいっても、挙式披露宴の当日は主役は1番バタバタしますので余裕がないものです。

その場合は、両親や兄弟など身内に渡しておいてくれるように頼んでおくのは、マナー上問題ありません。

その人の手にしっかり渡ったかどうか、出来そうな時に直接、もしくは後日電話などでお礼の言葉とともに確認するようにしましょう。

スピーチのお礼を現金ではないものにする場合には

ここまでお話してきたように、スピーチのお礼に関しては現金で渡すのが基本となります。

ただし、結婚式の規模やスタイル、参加者の人数などは違いますから、絶対に現金でなければならない決まりはありません。

そこで、スピーチのお礼を現金ではなく別の「形」で渡す場合について、推奨できる2つの商品をご紹介しておきます。

スターバックスカード

ご存知、スターバックスで使用できるギフトカード。

ミニカードタイプですと、キーホルダーにつけることも可能で、可愛く手軽に持ち歩いて貰えます。

カードの料金と合わせてだいたい1万円程度が目安です。

日々の生活の中でカフェを利用する事は意外と多く、スターバックスは老若男女問わず人気があります。

自分ではなかなか買わないカードなので喜んでもらえる事間違いなしの商品です。

食品ギフト券

お肉や蟹などをはじめ、ハーゲンダッツのアイスなどのスイーツ系などもある食品ギフト券。

同じギフト券でも形に残るものよりも食品に使用できるタイプが意外と喜ばれます。

ただし、せっかく渡しても好きな食べ物でなければ意味がありませんので、事前にリサーチは必要ですね。


商品としてお礼をする場合に共通して考えておきたいのは、

目立たずに渡せて、手荷物にできるだけならないもの

これがスピーチをはじめ、特定の方に依頼した「お礼」に関する鉄則です。

お礼を渡す形はどちらになるにせよ、結婚式を盛り上げてくださった方への感謝を伝えるためのマナーを、しっかり考えていきましょう。