はじめて会ったその日から将来結婚するビジョンが見えていたかのような結婚エピソード。
20年以上経った今でも、一緒にいる時間が愛おしく思える理由がわかる素敵なお話を御覧ください。
- お名前:eiji(男性・47歳・会社員)
- お住い:石川県金沢市
- パートナーと出会ったきっかけ:職場の同僚
- 交際期間:4年
- プロポーズ場所:自分の自宅
- 入籍日:2005年8月31日
- 結婚式:2005年8月30日
思えば第一印象で結婚を意識していた
派遣先に自分がいくようになり、その会社にも慣れてきて、しばらくして部署の移動がありました。
その会社には、部署が何か所もあり、他の部署の人には接触することがありませんでした。
仕事に早く慣れたくて早めに会社へ出社。
その日の早番も彼女でした。
はじめましてと挨拶した第一印象で私は惹かれてしまったのです。
話していて楽しいし趣味も一緒だったので、これはもう付き合うしかないと思ったことを覚えています。
彼女と同じ時間を過ごすことが心地よく愛おしく感じた
彼女は、優しくて何かこう、フンワリしてて癒し系な感じです。毎週、デートに自分から誘いドライブにでかけました。
彼女と過ごした時間はとても楽しく、時間があっという間に過ぎていきます。ある日、遊園地へ出かけた時です。
今日は前日から計画して、練りに練ったデートのルート。
朝は早めに起きて車の点検。そして彼女を迎えにいきました。
遊園地でのデートは、とにかく楽しくて嬉しかったですね。
とくに一番嬉しかったのは、彼女が弁当を作ってきてくれたことです。
そんなにこった弁当ではなく、普通におにぎりとから揚げ、ウインナーとナポリタンスパゲティでした。
料理の腕には、そんなに自信がないといってた彼女。でも、おにぎりはとても美味しかったです。
帰り道、あまりに楽しかった時間が過ぎ去っていくと感じた時、彼女の横顔を何回も見つめなおしました。
「ああ、俺はこの人と同じ時間を過ごしているとき、こんな気持ちになるのだな」
と思い、この人と結婚しようと思いました。
プロポーズは「結婚しよう」の一言だけ
付き合い出してから4年目の冬のことでした。その日は朝から雪が降る寒い1日です。
寒いのは苦手な自分。「朝、彼女に電話して、今日は寒いから俺の家でずっと過ごさない?」と話しました。
彼女は笑って、何か温かいもの食べたいねと言ったので、今日は自宅で鍋パーティーしようねと言われました。
彼女を迎えに行き、近所の大型スーパーへ。そこで彼女と買い物。あれこれ見ていると、なぜか彼女は喜んでいました。
「どうしたの?」って聞くと彼女は、奥さんって言われたと。
それがなぜか嬉しかったらしく、その日はずっとニコニコしていました。
自宅に帰ってランチに鍋パーティー。こたつに入って自分は彼女の後姿を見ながら待機。
自分はキムチ鍋をリクエストし、彼女も了承してくれ、やはり寒い日は鍋に限るねと2人は言い合いながら鍋をつつきました。
実は、この人と結婚しようと決めた翌日に、彼女の誕生石の婚約指輪を購入していました。
今日は、それも渡そうと計画していました。
鍋パーティーも終わり、そろそろ帰る時間にさしかかった頃に、
「結婚してくださいと。」一言だけ。
彼女は泣きながら笑顔で、はいと答えてくれました。
苦難を一緒に乗り越えてくれる最高のパートナー
結婚生活はまったく普通の人生だと思います。
別に裕福ではないけど、生活できないほど貧乏でもありません。
結婚して1年で長女が産まれ、5年目には長男が産まれました。
この2人の子供も大きな病気をするわけでもなく、学校でイジメにあったりもせず、良い友達にも恵まれました。
長女が中学生に進学する時に、中古ですけど一軒家を購入することができました。
仕事も順調にこなす毎日。そのときに自分は病に倒れてしまいました。
順調に人生を歩んできたはずの自分に突然訪れた挫折。
一か月に及ぶ入院生活の中、このあと我が家の未来はどうなるのだろうと、不安で眠れない日々が続きました。
そんな時も自分を支えてくれたのは彼女でした。
毎日病院へ来てくれて、下着や着替えの準備をしてくれて感謝の言葉しかありません。
家では2人の子供の朝ごはんやお昼の弁当作り、長女の駅までの送り迎えなど、自分が退院するまで、本当に大変だったと思います。
退院してからも家族のために、いつも一生懸命な彼女。
自分も家族のために、頑張ろうと思いました。
自分が病気になってから、家族の絆がさらに強くなったと思います。