新婚旅行を海外に選んだ場合、パスポートは絶対になくしてはいけません!!
当たり前のことですが、人間ですから「絶対になくさない」ということはありません。
結婚式が終わって、ほっとしたその足で新婚旅行に行かれる方は疲労もピークですし、そんな時にパスポートの紛失って起こるものです。
では万が一、パスポートをなくしてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
慌てずに対処できるように、海外でパスポートを紛失した際のマニュアルをまとめました。
海外でパスポートを紛失!まず慌てずにすべき行動とは
パスポートを紛失した場合は誰しもパニックになってしまうのは当然ですが、まずは自分が冷静になる事を最優先に考えましょう。
そして、まずパスポートが「紛失」「盗難」「消失」のどれが原因でなくなってしまったかを思い出します。
パスポートがなくなった場合、これらの原因によっても手続きの方法が変わる場合がありますので、
まずはどのようなことが原因でパスポートをなくしてしまったのかを明確に思い出してみてください。
パスポートを紛失してしまった際の再発行の手続き方法
では、パスポートを紛失してしまった場合の基本的な再発行の手続きについて解説していきましょう。
①地元の警察か消防に紛失を証明する書類をもらう
警察、または消防にすぐに連絡をして「失届出を立証する書類」または「消防署等の発行した罹災証明書」を必ずもらってください。
この書類がなければ、パスポートの再発行の手続きができませんので、必ずもらうようにしましょう。
②受け取った書類を持って日本大使館(領事館)に行く
紛失を証明する書類を受け取ったら、次に日本大使館、領事館に持ち込みます。
ここで、紛失してしまったパスポートの失効手続きを行います。
③新しいパスポートの発給または渡航書発給申請書を作成してもらう
新婚旅行など、一時的な滞在で、とりあえず帰国できれば良いという方は「渡航書発給申請書」を申請してください。
ここで注意しなければならないのは、運転免許証といった身元が確認できるものがない場合は日本からの取り寄せが必要になってきます。
そのため、万が一紛失した時の事を考えて、パスポート以外に身元が確認できるものを持っていくことが紛失時に最短で再発行してもらうためのポイントになります。
旅行会社のツアー中にパスポートを紛失してしまった時は
旅行会社のツアーに参加している最中にパスポートを紛失してしまった場合は、まずは落ち着いて旅行会社やツアーガイドに連絡を入れましょう。
例えば、大手旅行会社JTBには、エマージェンシーサービスというサービスがあります。
このサービスには、旅行中の事故などのトラブルや、パスポートの紛失などに対応してくれるサービスです。
ツアー参加の場合は、必ず旅行会社に連絡をして下さい。
パスポートの再発行に必要な書類のまとめ
パスポートを紛失した場合の手続きの手順はご理解頂けたと思いますので、ここでは手続きに必要な書類をポイントごとにまとめておきましょう。
警察署でパスポート紛失の証明書を作成する時に必要な書類
警察署で必要な書類は特にありません。
住所や名前、生年月日などと一緒にパスポートが紛失したことを説明し、ポリスレポート(失届出を立証する書類)を作成してもらいます。
日本大使館または領事館で紛失届出の作成時に必要な書類
◆紛失一般旅券等届出書
こちらは、大使館または領事館の窓口にありますので、必要事項を記入してください。
◆ポリスレポート(失届出を立証する書類)
◆写真 (縦 45mm×横 35mm)
6ヶ月以内に撮影されたパスポート規格の写真が必要です。
注意することは、現地で写真を用意すると、日本で作るパスポートの写真とは違う規格の写真になってしまうことです。
できれば、紛失したときのことを考えて、旅行前に用意しておくことをおすすめします。
◆身元確認書類(運転免許証等)
他にも、印鑑または拇印が必要な場合もあります。
これらの書類を全て提出してから、パスポートの発給申請や渡航書発給申請を行います。
新規パスポート発行または渡航書の作成時に必要な書類
新規パスポートを発行するか渡航書を作成するかで必要な書類は若干異なります。
それぞれ見ていきましょう。
新規でパスポートの発行申請する場合に必要な書類
◆一般旅券発給申請書
こちらは大使館または領事館の窓口にて受け取り、必要事項を記入してください。
◆戸籍謄本又は抄本
作成後6ヵ月以内のものが必要です。
もし、こちらをお持ちでない場合は日本から取り寄せになります。
その為、現地での滞在日数が延びますので注意が必要です。
海外に行く前は、戸籍謄本を2枚持って行くことをおすすめします。
◆写真 (縦 45mm×横 35mm)
6ヶ月以内に撮影された日本のパスポート規格の写真が必要です。
現地でも撮影することも可能ですが。旅行先によっては日本の規格に合わない写真になってしまう場合もありますので、やはりこちらも旅行前に2枚用意してから旅行に行かれたほうが良いです。
◆手数料
現地通貨でパスポートの発行に必要な金額を支払います。
10年間有効な旅券 (20歳以上) 16,000円 相当の現地通貨
5年間有効な旅券 (12歳以上) 11,000円 相当の現地通貨
注) IC旅券作成機が設置されていない在外公館での申請は、申請書2通、写真2葉が必要です。
所要日数ですが、こちらは大使館や領事館によって異なりますので、その場でお尋ねください。
渡航書発給申請に必要な書類
◆渡航書発給申請書
日本大使館または領事館の窓口で書類を受け取り、必要事項を記入してから提出してください。
◆戸籍謄本又は抄本
作成後6ヵ月以内のもの又は日本国籍があることを確認できる書類をご用意ください。
日本の運転免許証等でも大丈夫です。
◆写真 (縦 45mm×横 35mm)
日本のパスポート規格サイズで用意してください。
◆その他日程等が確認できる書類
航空券などが日程を確認できる書類です。
◆手数料
2,500円相当の現地通貨でのお支払いになります。
こちらも、所要日数は大使館や領事館で異なりますので、直接お問い合わせください。
万が一パスポートを紛失してしまった場合でも!予め準備しておきたいもの
海外旅行でトラブルが起こると、解決までに日数がかかってしまうこともありますので、注意が必要ですね。
特に新婚旅行の場合は、夫婦共に幸せモードに突入していますので、パスポートの管理が甘くなってしまったり、お財布の管理が甘くなっていたりとトラブルに巻き込まれやすくなります。
そこで万が一、トラブルに巻き込まれてしまってもスムーズに対応できるようにしておきましょう!
旅行前に揃えておきたい書類はこちら
◆戸籍謄本2通
海外旅行先で窃盗の被害にあったりしてパスポートをなくしてしまった場合のことを考えて、事前に戸籍謄本を2通持ってから旅行されることをおすすめします。
◆パスポート用の写真
パスポートを紛失した場合、写真が必要になります。
しかし、日本のパスポート規格に合わない写真だと、使用できませんのであらかじめパスポート用の写真を2枚持って旅行に行かれることをおすすめします。
◆免許証(身分証)
基本的にはパスポートが身分証になりますが、紛失した場合を考えて日本で使用している免許証などを忘れずに持って行くと安心です。
なにかトラブルに巻き込まれたときにも、自分の身分を証明するために必要です。
これらの書類は、パスポートとは別に保管しておくと、盗難にあった場合でもスムーズに対応できますよ。
万が一を防止する!あると便利なグッズの紹介
●スキミング防止ケース
海外旅行で、知らない間にクレジットカードを使用されていた……という事態を防ぐために、こちらをおすすめします。
こちらの商品は、日本でのスキミング防止にもなりますので、買っておいても損はありませんよ!
●パスポートケース
お財布とパスポートケースが一体型になった便利な商品です。
こちらの商品は、スキミング防止になっています!
これひとつでお金も、クレジットカードもパスポートも守れるので、とても便利な商品です。
チェーンも付いていますので、肌身離さず持ち歩けますよ。
また、このように取り出しやすいタイプのものは、パスポートの提示がとても楽になります。
●ウェストポーチ
海外旅行では、貴重品はできるだけ身に付けたほうが良いです。
その為、ウェストポーチが大活躍します!
こちらのウェストポーチはショルダーバッグにもなりますので、旅行先の服装に合わせてお使いください。
海外へ行く場合は、文化も違えば治安の良し悪しも場所で違います。
当然ながら、国内で旅行をするよりも、色んな面で注意が必要になってきます。
くれぐれもパスポートとお財布の管理は本当に気をつけてくださいね。
万が一起こってしまったら、慌てずに対応しましょう!